滋賀県喜多酒造「喜楽長」山田錦60%精米
「喜楽長」は、 杉酒店(仮名です)ご主人のお薦め頒布会商品です。
こういうお酒に巡り合うと、感激とは別に、日本酒の将来ついて考えさせられます。
ご主人に伺ったのですが、全国蔵元の後継者と杜氏の高齢化が、かなり以前から深刻な状況だそうです。酒造りは体力勝負ですから、若い人を育てないと、完全に衰退していきます。
昔の話ですが、日露戦争の戦費を捻出するため、酒税を毎年引き上げ。第二次世界大戦後は、税金を確保する為の、酒税の仕組みを作り上げました。
税の仕組みは育ちましたが、後継者の保護と育成に方向を変えないと、日本酒業界も益々厳しくなっていくことでしょう。
しかし国に頼ると、もっと酷くなるかもしれないので、私たちが日本酒を飲んで、育てていかなければ、いけませんね。
そして全国の酒店のオーナーさん。地酒蔵元への返品は止めてください。ご自分で発注したのですから、責任は負って下さい。
返品されても、廃棄するだけになりますから…。
そう言う私も、あと何年美味しいお酒を楽しめるのでしょう。
現代の名工「農口 尚彦杜氏」のお言葉を借りるなら、「いちばん大切なのは、誠実ってことなんです。酒づくりに裏があっては困るのです」
実に、名言です。
「喜楽長」720ml 2100円
吟醸香 ★★★★★
旨 味 ★★★★★
値 段 ★★★★★
本日も、いいお酒と出逢って、五つ★です
http://www.chichibu.ne.jp/~…
秩父錦「酒づくりの森」酒蔵資料館に行って来ました。
もちろん清酒醸造蔵所を見学してきました。
初めてですが、入ったとたん酢と酒が混じったような匂いがして
くらくらしてしまいました。
さけに弱い人は酔ってしまうそうです。
ちょうど今の時期は仕込みが終わり、岩手からくる杜氏の方は
今は岩手で米を作っているそうです。
お酒が寝っている大きな貯蔵官は約一升瓶で20万本あるそうです。
カメラを持っていくのを忘れたのが残念。
もちろん秩父錦をしこたま買いました。このお酒は地元で
90パーセント消費して10パーセントしか他の市場に
出回らないそうです。
月の明かりさんの知っている酒屋さんにもないでしょう。
車で行かなければ一杯・一杯試飲できたのに残念。