閏日(じゅんじつ)
今年の2月は閏年(うるう年)であった。4年に一度1日多い日なので、この日が誕生日になるといつまでも年を取らない。
年は取らないが、やはり1年は一年なので自然に任せれば老け込むことは間違いがない。そんな4年に一度の記念すべき年に寒菊銘醸(千葉県)から出荷されたのが、 閏日(じゅんじつ) -Special One- 五百万石29 純米大吟醸 無濾過生原酒である。
閏日(うるうび、じゅんじつ)とはユリウス暦では4年に1度、グレゴリオ暦では400年に97度、閏年とし、2月の日数を1日増加させる。このとき付け加えられた日が閏日である。グレゴリオ暦では加えられる日は2月29日である。
つまり一日増やすのだな。これで帳尻を合わせるという訳だ。
であるから、特定限定酒として発売されたのだが「閏日」これがいける。ほんの少し微炭酸があって、飲み口は最高である。爽やかに広がる旨味と炭酸がはじける感覚が喉の奥で弾け飛んでいる。
これを逃せばまた4年待たなければならないのか、と勝手に想像して口に運ぶ。如何せん限定と言う言葉にはすこぶる弱い。「限定だから飲まなきゃ」とはしゃいでは見たが別に限定じゃなくても「飲まなきゃ」と心が躍る。
それにしても、もしも来年この酒が無くなったとしたら実に残念である。それだけ感動ものの酒であった。
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