>自動翻訳機能について

二兎(ニト)そして田酒

  

2024年が幕開けとなった。本来だとここで目出度い言葉で一花咲かすところだが、どうも正月早々あまり楽しい事が起きていない。

地震が正月に起きた。現地の人たちは正月どころではない状況だろうが、兎に角命あらばと無事をお祈りしている。さらには飛行機による火災事故、これも驚いた。

ただ、この記事を書き連ねても心が重くなるだろうと思い、あえてすっとぼけた文章で失礼をする。そうなれば酒の話を書くしかない。

よく言われる。「新年はどんな酒を飲むのかい」と在り来たりな会話だが、ここから人の繋がりが始まるって所だ「そうさね。今年は田酒と二兎で新年の一杯と決め込んだのさ」「何、粋だね。そんな酒で新年かい。いいね~」

何て会話が飛び出す初年の挨拶は二兎(ニト)から始まる。しかも瓶の絵柄には龍と兎のご対面と来ている。正月限定の酒って所だ。さて、その二兎だが、あまり目にしない銘柄だと思っている。

二兎は愛知県以外の方にも丸石のお酒を飲んでもらえるようになりたいとの思いを込めて、2015年12月に産声をあげた新しい銘柄、とは言え中々目に止まりにくい。

「二兎追うものしか二兎を得ず」てな言葉をコンセプトにしているが、決して味の数のみにこだわっている訳ではない。味わいは酸味、旨味と味わいのバランスが複雑にかみ合った「綺麗」な酒である。

どこかでお目にかかったら、是非舐めてもらいたい。

そして、田酒である。青森の銘酒であることは多くの酒飲みが知っている。「おや、この店田酒があるぜ」なんて嬉しい響きが聞こえてくるそんな酒だ。

こちらも併せて正月用の登り龍の如く威勢のいい柄が瓶に描かれている。これも堪らない旨さだ。

そんな酒に囲まれながら新年を過ごした。能登半島の人たちの一日も早い復興を願いながら盃を交えるとしたが、果たして励ましになっただろうか。


この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)