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「天明」会津産亀の尾 純米生酒

  

酒の歴史-5

アイリッシュウイスキーがイギリスのスコットランドに渡り、スコッチウイスキーとなりました。
アイリッシュの方が歴史は古いんですね。
違いは燃料に泥炭(ピート)を使用する事で、独特の香りが特徴です。

アメリカンウイスキーは、バーボン・コーン・ライ・ホワイト・モルトとありますが、バーボンが有名です。
そのバーボンは、とうもろこし(70%)ライ麦(18%)大麦麦芽(12%)
と、最低でも51%以上のとうもろこしを使用するよう法律で決められています。

「人間が造った20世紀最大の傑作は、サラブレッドと、ヴィデイス・ヴイニフェラ(Vitis Vinifera)である」と言われます。

ヴィデイス・ヴイニフェラ(Vitis Vinifera)とは、ヨーロッパ系のブドー種。
味も良く、香りも良いが病気にかかりやすい。
本場フランスのボルドー地方の、カベルネ・グロー・セミヨン・ソーヴイニヨン種。
ブルゴーニュ地方では、ピノ・ノワール種。
ドイツの、リースリング種。
これらの元になっています。

ウイスキーやブランデーは銘酒でも、瓶に入ってしまえば一巻の終わり。
ところがワインは瓶に詰めても熟成を続けてゆきます。

ここでワインの保存法。
○ 涼しいところ、14度~18度。
○ 風通しの良いところ、湿度は65%~75%。
○ ビンを横に寝かせる、コルクを乾燥させず、外気を瓶内に入れないこと。
しかし、間取りの狭い暮らしですから、せいぜい瓶を寝かすことしかできません。

以前、知り合いの紹介でワイン輸入会社の倉庫にお邪魔しました。
運送会社がレンタルしている倉庫で、コンクリート打ちっぱなしのプレハブ。
パレットに箱ごと積み上げ、梱包も壊れ、瓶をすべて立ててました。
心配して聞きますに、「平気ですよ、そんな簡単には傷まないですよ」と担当者。
店頭価格 8,000円以上の輸入ワインです。

1本購入して飲んでみましたが、香りは豊かで、お~!と思いましたが、
味は全くお粗末、管理のズサンさが味にでていました。
ちなみにワインの選定は社長一人。アッサンブラージュ(調合)するでもなく現地で旨かった!醸造家に勧められた!など、日本人の嗜好、熟成具合を全く考慮せず、輸入しています。
社長の一言「このワインは高いんだよ、不味い訳ないだろう」
お粗末な会社でした。

ほんの一握りの種もみからスタートして、会津の地で少しずつ増やし、
一般の方も参加して育てた低農薬栽培米で醸し、0度の蔵に瓶で大切に貯蔵管理しました。
爽やかな舌触り、亀の尾でもさらに研ぎ澄まされた味わいが嬉しい一献でした。
福島県 曙酒造(合) 天明「会津産亀の尾 純米生酒」瓶囲い2011 23BY
精米歩合 60% アルコール分 17度  720ml 1,667円(税別)


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