山形県新藤酒造店「裏・雅山流」香華 無濾過生詰
4月2日に書きましたが、「裏・雅山流」の味の感想を書かせてもらいます。
まず香りからですが、吟醸香の高さはありませんが、ほんのりわき出すフルーティーな香りは、実に控え目。脇役タイプの香りです。自らは決して主張しない、そんな優しさを感じます。
味についても、控え目な味は香り同様そのまま味にも生かされています。ガツンと来るような強いインパクトではなく、スーっと流れるように吸い込まれていく、味わいのよさ、品の良さを感じます。
甘味の強さも、酸味の強さもありませんが、丁寧な旨味です。女性に喜ばれるお酒ではないでしょうか。私でしたらカクテルグラスに注いでチェリーを沈めて「香華」の名で提供すれば、実にお洒落な味わいを楽しめると思います。
アルコール度数が14度以上15度未満と低いので、ゆっくり優雅に飲むのが一番でしょう。そして、この低下価格1.8㍑2、100円です。これには驚きの安さですね。
純米酒ではありません。それでも、「旨い」お酒は存在します。醸造アルコールの「ピリリ感」が分かりますでしょうか。
原材料(米、米こうじ、醸造アルコール)・酒米(美山錦100%、精米歩合:65%)・酵母(山形酵母)
この記事へのコメントはこちら