支援は、日本酒を愛する事
九条 武子、本名 大谷 武子。
短歌がお好きな方であれば一度は聞いたことのある名前。
与謝野晶子や白蓮らと交わり時代を映した歌を数多く残しています。
絵画では上村松園に学び卓越した才能を発揮されてきました。書はもちろん女性らしい、やさしい筆致で、人柄が伝わってきます。
有名な歌に「人間の 生死の道を おどろかぬ われとなりしも この願より」
略歴はぜひウイキペデイアで検索して下さい。160文字前後でお伝えできるほど、簡単ではありません。
大正12年9月1日といえば関東大震災。その時残された歌を紹介いたします。
「かなしさは あやしき目もて 背(セナ)の子が いぶかしき者 来れりと泣く」
「あわれなる ひとのためには むらきもの こころのかぎり つくしつくさむ」
後世まで残る感動的な歌ですね。
先日某新聞に、深く感銘を受けた歌が掲載されたので、ご紹介します。
「繋がりし 電話の向こう 嫁の声 おかさんと 言う後が続かず」
今回の震災で多くの歌が生まれました。後世に残る歌が引き継がれる事を、望みます。
永 六輔さんの詩も知る事ができました。
生きていることは/誰かに借りをつくること
いきてゆくということは/その借りをかえしてゆくこと
インターネットで南部美人蔵元が、「自粛されると二次災害で経営が成り立たない。自粛などせず、普段通りに日本酒を楽しんで欲しい」と訴えてます。
福島県 飛露喜 特別純米 1.8L 2550円
建物は無事でしたが、貯蔵酒が被害を受けたと伺いました。
我々の支援は、日本酒を愛する事ですね。
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