バランスの良いお酒を飲みましょう
2月13日に「TVの音量が臨場感の演出の為、必要以上にBGMが大きすぎる」と苦言を呈しました。
その後某新聞に、こんな記事を見つけました。
視聴者環境の変化、音にも注意。
「BGMがうるさい」という投稿がさまざまな番組に対して寄せられる。
典型的な例が「ドラマなどのバックミュージックの音が大きくて、肝心な俳優のセリフが聞き取りにくい」という79歳の意見。
AV評論家によると「一般に、薄型テレビは、本体を薄くするため、スピーカーにしわ寄せが行き、ブラウン管テレビより音が悪くなっているんです」
番組を作る側も、音を含めた視聴者環境の変化には注意を払う必要がある…。
この記事を読んで、「フザケンナ!家のテレビはブラウン管だよ、それも最近の話じゃなく、10年以上前から、BGMがうるさく感じていたんだよ!」と、性懲りもなく叫んでしまいました。
しかしこの話続きがあるんです。
約2週間後に、異論として小さい投稿を見つけました。
「BGMが大きすぎる一因に薄型テレビの性能を挙げていたが、異論がある。
テレビ東京系「いい旅夢気分」を長くみており、途中でアナログテレビから液晶テレビに変えたが、どちらも同様にBGMが大きすぎる。
昔のテレビ番組の方が音に対するセンスがあった。(東京都 69歳)」
えらい!
全く同意見である、ちなみに79歳・69歳・私はもちろんもっと若い。
健康診断でも聴覚検査は問題なし。
この問題は民放に限らず、料金を支払っているNHKでも「ETV特集」など、事実を伝える番組でも同様の現象があり、ナレーションだけでも充分なのに、会話が聞きづらい事は何度もありました。
リードボーカルの声がドラムの張り切り過ぎで、聞こえてこないのと一緒です。
現在の制作現場は音に対して鈍感になっているんでしょう。
送る側と受けて側の温度差はバランスが大事です。
そんなバランスの良いお酒を飲みましょう。
名古屋 萬乗醸造 「醸し人九平次」山田錦 720ml 1576円
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