〆張鶴 越淡麗 (酒蔵探訪記)
酒造りの行程を一通り見学させていただき、最後に利き酒をする。
新鮮な樽の出したてから、五年ものの古酒(非売品)までずらっと飲ませて
いただいたのだが、これはおいしかったですね。
僕は日本酒の味にそれほど詳しい人間ではないけれど、ワインと同じように
ちょっとした造り方の加減で、できあがるお酒の味が微妙に違ってくること
がよくわかった。
「〆張鶴」は全体的にさっぱりとして、品の良い辛みがあって、料理の味を
引き立ててくれる。
文章で言えば「筋の良い文体を持った」酒である。
どばどば勢いよく飲むよりは、美味しいものを食べながら、一口ひとくち
滋味を味わって飲むのに向いていると思う。
こう言っちゃなんだけど、ガキの飲む酒ではない。
さて問題です。この探訪記は誰が書いたのでしょう?正解は次回発表。
ヒント:日本人で初めて「ウエルト文学賞」を受賞された著名な作家です。
山田錦を母親、五百万石を父とした新潟県が開発した酒造好適米です。
さらりとした口当たり、ふっくらとした酒質が特徴の純米吟醸酒です。
新潟県 宮尾酒造 〆張鶴 越淡麗
精米歩合50% アルコール分16度
720ml 1、762円(税別)
この記事へのコメントはこちら