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すっ飛ぶ旨さ

  

飛んだ、開封と共に蓋が一気に飛んだ。しかも瓶の蓋だけではなく、その蓋をくるんでいる開封栓を半分開けたと同時にフタも併せてすっ飛んだ。

もしも、ビンの上に顔があったら大変なことになっただろう。何とその勢いとは見事なもので、天井に跳ね返った蓋の栓は勢い余って玄関先にまで転げまわった。

天上の蛍光灯にでも当たれば、粉々に砕け散ったに違いない。「お~、怖い!」。

「風の森」は微炭酸があるので開封には気を付けていたが、こんなに元気であるとは想像だにしなかった。確かに購入先の店の奥さんから「しばらく落ち着くまで開けないでね。」と念押しされたが、まさかここまで迫力あるとは思ってもみなかった。

「風の森 愛山 807」凄いぞ。旨さも一段とすっ飛んでいる。平口のお猪口に注がれた酒は、小さな気泡を蓄えながら喉に滑り込んでくる。旨さと微炭酸の喉越しの良さは絶品の旨さ。いい酒だ。

数多の酒を飲んできたが、これほどガス感の強い酒もそうあるものではないと思っている。それにしても久々元気のある酒を口にした。

勿論他にも吹き出す酒は経験しているが、ただ、そんな酒は「吹き出し注意」と瓶の栓に貼られているものだが、そんな酒を開けるときには本当に注意が必要だ。

高知県濵川商店「美丈夫」などもその一つ。私もやっちまった事がある。「ボンッ、シュワー」吹き出す泡は、台所を濡らし、噴水のごとく酒瓶の口から溢れ出ること、悲しきかな。である。

半分近く流れ出て、瓶の蓋に添えた指先から、虚しく流れ出る事耐えがたく。止む無く口を近づけすすりながらのアホ対応。実に悲惨な経験をした。

今回は、そこまでの被害はなかったが、開封注意と書かれていない酒も十分注意を願いたい。店の奥さんの言葉を真摯に受け止めるべきだった。反省しかりである。

それにしても旨かったな…。


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