SHEN YUN
実に素晴らしき日本公演が16日で終了した。あえて公演日程が終了するまで書かずに時を過ごした。
改めて、この神韻(SHEN YUN)の宣伝をするために書いている訳ではない、その意思表示でもある。
その神韻の舞台は実に美しい。中国5千年の歴史の中から中国伝統文化を古典舞踊として再現されている。勿論それだけではなくオーケストラの演奏に中国楽器と西洋楽器の融合は見事な世界を作り上げている。
そして、背景にはデジタル画像で3D空間が浮かび上がり新たな臨場感が表現されている。忘れてはならない踊り手の衣装も実に美しい。
女優の踊る姿は天女が天空から舞い降りてきた姿のごとく、その美しい舞に見とれてしまう。中国5千年はただ物ではない。
と書いてはいるが、この舞台中国では観る事ができない。どうも中国では「良し」とされていないようだ。では、どこで活動しているのやら。
それが、ニューヨークに活動の拠点がある。中国伝統文化を復興させるために世界各地から中国系の芸術家が集まって神韻芸術団を設立したとある。
そんな理由で舞台の演目の中で現中国政権に対する批判の部分も垣間見られる。どちらがいい悪いを判断すべき立場ではないが、非常に残念である。
しかし、その点を考慮した上で見つめても神韻(SHEN YUN)の舞台は実に素晴らしいものであった。
来年の日本公演があるかどうかは知らないが、もしも、機会があれば観てみるのもいいものである。
この記事へのコメントはこちら