栃木県小林酒造 「鳳凰美田」芳
出会った酒は「鳳凰美田」(ほうおうびでん) 芳(かんばし) 純米吟醸 若水と銘柄は続きます。蔵元は栃木県小林酒造。米はJAS規格有機栽培米「若水」を使用した酒であります。
定価は3、000円。ちょっと高めではありますが、一升3、000円出すだけの価値は充分です。
さて、口に含む前に香りを楽しんで下さい。ほんのりとエデンの園を思い出すような柔らかい香りが感じられるはずです。勿論、エデンの園など行った事はないのですが、そんな事はどうでもいいのです。
口に含むと、ふんわりと柔らかな甘みが口中に広がります。その時、もう一度香りが口の中に返り咲く時には天国です。さらに、別の味わいが感じられるのは、酸味とのコラボではありませんか。
この調和が何とも言えないのです。味が2度楽しめる感覚。
飲み終わったときは、すっきりとした酒の旨味だけが喉元に残っています。どう、飲んでみたくなるでしょう。
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり」と牧水は酒を詠みましたが、鳳凰美田は秋の夜でなく、今飲むべきでしょう。
そんな鳳凰美田「芳」を友人と楽しみました。12時過ぎに友人と別れたのですが、無事家にたどりついたのでしょうか。
心配で2度ほど電話を入れましたが、返事はありません。
何よりも友人の「無事を祈ります。」
この記事へのコメントはこちら