一品 純米吟醸無濾過生原酒(医者について)
医者というのは本当に感情が乏しくて、いいかげんな人種なんですが、
だからと言って、すべての患者さんに全力で感情を込めて、
患者の気持ちになって治療にあたると、すぐにヘトヘトになりますし、
精神的に、もたないと思います。
毎日、たくさんの患者さんと向き合いますので。
ですから、右から左に流す訓練もされています。
医者を志したときは人助けをしたいという気持ちを持っている人も、
どんどんつまらない人間になっているわけです。
誰でも自分にとって関心のある患者さんと、そうでない患者さんとでは
力の入れ方が違うと思います。
そうでなければ一日に100人近い患者さんは診られないと思います。
これが現在の日本の医療現場の実情なんです。
二倍も三倍も医者の数が必要だと思います。
そうすれば、もっと一人ひとりの患者さんにエネルギーを注ぐことが
できるんですがね。
(ちくま文庫 森まゆみ著 明るい原田病日記 文中 岩倉雅登医師に聞く)
今春花粉症の時期に、毎晩遅くまで行列の絶えない耳鼻咽喉科があり、
駐車場から患者さんの車が消えるのが、毎日24時過ぎ。
隣接する薬局も、ほぼ同じ時間まで受け入れ態勢をとらざるを得ませんので、
みなさん大変な毎日を過ごされてました。
食事休憩は取れてたんでしょうか、傍からみていても心配になるほどでした。
今や、花粉症の患者数は6人に1人の割合だそうですが、年々増えている
のではないでしょうか。
お医者さんの悩みも、お酒で解消できるとは思いませんが、
多少なりとも、お役に立つよう銘酒をご紹介してゆきましょう。
茨城県 吉久保酒造「一品」 純米吟醸無濾過生原酒
精米歩合50% アルコール分17度
720ml 1、365円(税込)
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