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手打釜揚うどん 鎌倉みよし

  

170926-2

鎌倉の小町通りは常に新陳代謝を繰り返している。この前通った時に「こんな店あった?」と脳裏の回転を数か月前にもどしてみても思い出せない。それだけ、人の流れも店の流れも時と共に変化しているのだろう。

                                                              この頃は、出来るだけ一歩入った所に面白い店は無いかと探すようにしている。そんな場所に今まで見逃していた新しい雰囲気が突然現れるものと信じて目をこらす。

この思い、間違いではなかったようだ。小町通りから一歩入った所に「手打釜揚うどん 鎌倉みよし」が目に留まる。正直に書けば、小生うどんはあまり食べない。蕎麦派を良しとして歩き続けて来たと言っても過言ではない。そんな男が何故うどんなのか。勿論、酒である。

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店内の冷蔵庫に並ぶ酒は「鍋島」「而今」「鳳凰美田」「王祿」…。しかも酸化を抑える空気抜きもされ、提供される酒器は片口、御猪口共に錫(すず)の酒器が出される。

錫は優れた殺菌・鮮度保持の効果がある。そして日本酒が辛口の時には口当たりもまろやかにする秘密の技がある。まさに日本酒にとっては最高の酒器で提供される。それだけで合格点を出せる。

そして、この店天ぷらが実に美味い。蓮根、鎌倉人参、アスパラをお願いしたが胃にもたれる重たさは一つもない。さきいかの天ぷらもツマミには最高の味わいと言える。

仕上げにはうどんで〆ればいいのだろうが、残念ながら〆のうどんは次回に持ち越しとした。

ただ「鎌倉みよし」昼時には店前で順番を待つ人で列をなしている。酒が目的で入るのであれば3時過ぎのお客が引けた時間を選んでもらいたい。グズグズと酒だけで時間を送るのだけは止めてもらいたい。


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