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串かつ でんがな

 

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「二度づけごめん」のでんがな。関西に行くと、当たり前のように串かつの店は繁盛している。そんな繁盛振りを溝の口で体感できる。

特に着飾った店ではないが、勢いと料金の安さは定評である。ホッピー頼んで、牛もつの塩煮込みを注文する。同時に、串かつは紅ショウガにレンコン。考えただけでも腹が鳴る。

前掛け着けたおねえちゃんが、笑顔忘れず動く姿は実に芸術である。常連のお客とは二言三言会話を弾ませ、次のお客に目配せを送り。巧みな客足らいも慣れたものだ。

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運ばれたホッピーを半分まで流し込む。生ビールと違う庶民の味が喉に浸みわたる。串かつは紅ショウガ、ソースにべっちゃかつけて頬張れば、この世は天国。実に旨い。

本日限定のマカロニサラダは、無くなり次第終わりと書かれれば、注文しない訳にはいかない。おまけに焼酎の「中」を貰ってホッピーに増量させる。何と中だけ頼むと税込みで206円だ。あっ、中とはホッピーの中につぎ足す焼酎の事である。

さて時間は昼の3時半。いい時間だ。こんなに早い時間で酒を飲めるのはそうそうあるものではない。浅草や下町界隈で探し歩かなければ見つからないのではないだろうか。その点、「でんがな」は堂々とお天道様の沈む前から飲み始められる。

所で、なぜこんな早い時間に溝の口界隈で酒を飲んでいるかと言えば、「dancyu」7月号で神亀の小川原センムの訃報を知ったからだ。

勿論、心の悲しみを酒で紛らわす為ではない。こんな時こそ、楽しく酒を味わいたいと思ったからだ。センムの純米酒に対する思い入れを、あの笑顔に絡めて感じたかった。

そんな時に、「でんがな」は最適と判断した。カウンターで湿っぽく飲むより、「アイヨ~!」と響く掛け声にガブガブ飲んで、ガツガツ食って。それがお浄めの盃だろう。

「献杯」なんて似合わない。小川原センムに今日は乾杯と叫び、思い出にしたりたかった。

小川原良征氏の冥福を心から祈る。


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