松本つなぐ横丁
信州松本駅、降り立つと同時に酒が飲みたくなる。どこの駅を降りても同様の感覚になるのだが、松本は格別である。
酒は旨いし、アテも外さない。山賊焼きはあるし、馬肉も実に美味である。そして発見するは「松本つなぐ横丁」、一角の店内は12店舗もの屋台が軒を連ねる。
北は北海道、南は沖縄まで飲めや歌えのどんちゃん騒ぎが出来る訳ではないが、屋台村の広がりに次から次へと店を変えて飲み続けられる。ご苦楽である。
松本駅から2分の距離、東口東横インの真正面、東横インは私の寝室のようなもの、飲み過ぎてフーフー言いながら帰る必要のない最高の立地条件である。
さて、まずは沖縄料理から手を上げた。注文するは沖縄そばで造る塩焼きそば、これが旨すぎるほど大好物である。そこに泡盛をロックで流し込む、酔うための助走はここから始まる。
本来であるなら日本酒で攻め込みたいところだが、松本つなぐ横丁に到着する前に2軒梯子をしているので、日本酒には手を出さない。泡盛の度の強さが喉に刺激を与えるが、これがまたいい気分である。
次はたこ焼きとハイボール、決まりのコースで進みだす。ちょっと派手目のお姉さんに注文するが、応対は心地よい。出て来るハイボールは超炭酸、シュワーッと弾ける泡に喉越し抜群。
「プハーッ」と叫ぶはテレビのコマーシャルのようだ。熱々のたこ焼きは場の雰囲気に調和している、高知のひろめ市場を思い出す飲み屋の解放区である。
飲み続けるには切りがないが、この手の環境は楽園のようだ。今度松本に来るなら、必ず顔を出すことにする。
今夜は、いい夜である。
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