司馬遼太郎氏
今の日本の国語教育は、子供たちにとって頭痛のタネのようですね。
昔の国語の時間は休みみたいなもので、楽しんでおればよかった。
ところが今は違う。いつだったか、どこかの大学の入学試験に私の文章が出た、
受験出版社から電話がかかってきたんです。
何がどこにかかるかということを尋ねられましたけど、ところが私、
なんべん聞いても答えられなかった。
そういう謎解きみたいな教え方をしているんですね。
１９９６年（平成８年）２月１２日永眠。

桑原武夫氏
私も「文学入門」という本の中に、
「これほど人生にとって大切なものはない」と書いた。文学は人生にとって必要
だということを書いた本ですが。「これ」は、文学という意味にも、文学を読む
ことという意味にもとれる。
受験生から往復の速達がきて弱りました。
わたしに聞く前に、なぜ先生に聞かないのかというのですが、先生を信用して
なくて聞きたくない気分もあるらしいんですね。
教育全部そうですが、ことに若い人に対する場合、教える内容に教師自身が感動
していなければ、伝わらないものですね。
桑原武夫氏
フランス文学者、評論家。京都大学名誉教授。１９８８年永眠。

棚田で契約栽培された、美山錦と地元の水を使って醸した銘酒。
フレッシュな香りとキリッとした味わいが嬉しくなります。
さらに、お燗しても美味しくなります。

長野県 長野銘醸 　姨捨正宗(オバステマサムネ） 特別純米 棚田
精米歩合６０％ アルコール分１５度
１.８Ｌ　　 ２、６６７円(税別)