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小田薬局

  

横浜アリーナで小田和正氏の「みんなで自己ベスト」を拝聴したその感動を無にしてはならんと翌日には金沢文庫に足が向いた。

「何でそんな所に行くの」と疑問に思うだろうが、知る人ぞ知る、小田和正氏のご実家「小田薬局」が今でも営業中なのだ。

勿論ミーハーな気持ちで行くつもりはないが、ご実家のお兄様に一言ご挨拶と思い足を向けたまでである。

ただ、金沢文庫にはかつて苦い思い出がある場所なのだ。実は学生時代に何の企画であったのか忘れたが、どこかの会場で演奏したのである。

申し遅れたが、私、バンドを組んでいたのである。ヤマハのコンテストにも出てみたが予選落ち、この金沢文庫での審査も見事に予選で脱落。

早い話が「下手くそ」だったんだね。

そんなことで、金沢文庫にはその50年前に行った切り、一度も足を運んではいない。苦い悲しい思い出があるんだな。

ところが、今回は小田和正氏の痕跡を辿る、そんな企画で勇気を振り絞って金沢文庫に着地してみた。

駅前のすずらん通り商店街を下る事、数分。何だか、一か所だけ賑わっている場所があった。その通り、「小田薬局」前には何人もの女性が列をなしている。

そうなのである、小田薬局の2階には喫茶ルームがあって、その店の席待ちに列をなして居るという訳なのだ。

その営業形態はよく分からないが、一階の小田薬局で会計をするのだから同一経営と判断すべきなのだろう。

そんな事はどうでもよくて、ここまで来たのだからまず薬局で胃薬なんぞを買う事にした。「小田薬局記念胃薬」とでも銘打ってみようか。

そこで、一言「胃薬ありますか」とお客の顔で語りかけてみる。ガラスの向こうから高齢の男性が「胃薬と一言で言っても色んな状態があるんでね」とご丁寧に診断までしてくれる。この方が、お兄様だ。

少々緊張しながらの対話がはずむ。いただいた薬は1100円。惜しげもなくペイペイで支払うが無駄な出費とは思わない。どうせ、今夜飲む時の薬になるのだからと、気持ちは夜の酒場へと切る返ることにした。

小田薬局を後にして向かうは桜木町の野毛。何度か野毛の街はお世話になったが今回は、おばんざいと日本酒の店「こうめ」の止まり木で時間を費やした。

この話、書き続けたい所だが今回はここまでにしとこう。

次回の楽しみに取って置くことにする。


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