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王禄 舟しぼり無濾過生原酒 意宇(漱石その住まいと猫)

  

漱石が「虞美人草」の原稿の冒頭部分を寄稿した旧宅には、魯迅が一時住んだ
ことがあります。
明治36年3月3日から39年の暮れの12月27日まで、ほぼ4年間千駄木に
住んでいた。当時家賃は25円、さまざまな有名人が仮住まいしているが、
新築時は森鴎外が住んでいた。
千駄木に来た頃から強度の神経衰弱だったようで、鏡子夫人は町内のかかり
つけの尼子四郎医師に診察を乞い、尼子は東大の呉秀三の診察を仰いでいる。
この尼子先生「猫」には「甘木先生」として登場し、かわいそうに白猫三毛子
の死の責任までとらされているが、じつは千駄木では伝説的な名医である。

「小生千駄木にあって文を草す。左右前後に居るもうろくども一切気に合わず。
 朝から晩まで喧嘩なり。この中にあって名文が書けぬ位なら文章はやめて
 仕舞う考えなり」森田草平氏あて書簡より。

「猫儀久々病気の処、療養叶わず昨夜いつの間にか裏の物置のへっついの上にて
 逝去しました。埋葬の儀は車屋に頼み箱詰めにして裏の庭先にて行いました。
 但し主人「三四郎」執筆中につきご会葬には及びません。以上」
明治41年9月14日に、漱石が「猫」の死亡通知として、通常の葬儀通知の
形式にのっとって、ふちをフリーハンドで黒く隈どり、毛筆で書かれていた。
もちろん漢文調で「不相叶」「致候」「執行仕候」「不申候」などの書式に
なっております。近しい4氏に限定通知したそうです。

鏡子夫人から見た漱石も残っていますが、紙面が足りません。
次回、機会があればと考えます。

取り扱い販売店が全国に20数店舗と少なく、目黒の「ますもと」さんでは、
来店者のみに販売するという、稀少な銘酒です。

出雲神話に由来した「意宇」おう槽搾りの純米大吟醸生原酒。
濃厚さが迫力を感じ、造り手の意気込みが伝わってきます。
王禄さんの醸し出すお酒はすべて無濾過。
割り水、加熱殺菌もしないそのままを楽しめます。

島根県 王禄酒造有限会社 王禄 舟しぼり無濾過生原酒 「意宇」
精米歩合 50%  アルコール分 17.5%
720m?   3050円(税別)
限定450本  仕込み第24号


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