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「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」

  

さて、今日は酒米について書きたいと思っている。

「そんな事は知っているよ」と言われる方もいると思うが、では酒瓶の裏に書かれた原料米の記述に、岩手県産米とだけ書かれている時があるが、これって不思議じゃないか。実は以前から疑問だった。

名前のない米で搾っている、何て事はないと思うのだが、もしも自社田で作った山田錦を「山田錦」と書かない時があるとしたら、それには理由があるのではないだろうか。どうも、書かないのではなく、書けない場合があるようだ。

たとえば、岩手県において、「山田錦」を生産しても、農産物検査を受検した場合、産地品種銘柄として設定されている岩手県では証明されるが、近隣の新潟県では産地品種銘柄として設定されていないため証明されないという問題が発生するらしい。

であるから自社田で「山田錦」を作っても、その銘柄を出すには条件があるようだ。であるから岩手県産米として記述するらしいのだが、ただその理由が正しいのかは定かではない。つまり兵庫県で作られた酒米「山田錦」は産地品種銘柄として設定を全国で受けているという事になるのか。そうでなく購入して搾れば堂々と原料米:山田錦と書くことが出来るという事なのだろうか。

結論から言えば、自社田で作った米で搾った場合、その銘柄を書くにはそれなりの条件があるようなのだが、条件があるとするならその条件が何なのか、はなはだ疑問である。

「そんないい加減な文章書くな」とお𠮟りを受けるかもしれないが、率直に自分の疑問を調べた結果として書いているので、間違えていた時には「すみません」と素直に謝るしかない。

「あ~、頭が混乱する」

そんな「酒造好適米」ではあるが、この頃食用の米で日本酒を搾る蔵が出てきている。「食用のあきたこまちで搾りました」などと言う酒も存在するらしいが、これも考えものである。

つまり食用のコシヒカリは、穂の高さが120cm程度であるが、酒米の山田錦なんぞは150cmを超える場合もある。当然酒米は穂の高さが高いので倒れやすい、酒米の育成には栽培者の高い技術が必要となる訳だ。であるから酒米の買取価格は食用米の2倍以上になるのである。

食用の米で酒を搾れば、安い金額で生産が出来る事になる。しかし、しかしである。果たして食用米で「旨い」酒が搾れるのだろうか。この点も疑問である。

まあ、あまり考えていると「眠れなくなるので」これぐらいにしようと思うが、酒についての疑問はいまだ出てくる。

そんな内容はまたの機会として、本日はこの程度で打ち止めである。

あんまり難しく考えるより、旨い酒を煽っている方が体にはいいに決まっている。


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