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喫煙と酒の味

  

今でも飲み屋で煙草OKの店がある。そりゃ、喫煙者にとっては、酒を飲みながらの一服は至福のひと時だろう。食後の一服、これもたまらない。

しかし、タバコを吸わない者にとっては煙草の香りが漂ってくる場所で酒など飲もうものなら、むせ返る苦労を味わうことになる。

かつては長距離電車の中でも、バス旅行の車内でも煙モクモクは当たり前であった。仕事先の会議室などで頭をひねる時なんぞは煙の壁で向こうが見えない状況だった。

それが、いつしか喫煙する場所が減らされ、飲み屋でも喫煙できる所など探すほどになっている。そう言う私も煙草は吸わないので飲み屋で灰皿があれば退散して来る。

そもそも、煙草は酒の味を狂わす。かつて私も愛煙家であった。ブランデーやウイスキーなどの濃い味の酒には煙草の味も楽しめるものである。現にシガーバーで葉巻を楽しんでいる紳士、淑女も素敵な存在だ。

ただ、日本酒には煙草の味が、どうも気になって仕方がない。それこそ、コップ酒でガブガブ飲む時はいざ知らず、きちんと味わって酒を楽しむ時はどうも煙草の香りが鼻を突く。

これも、愛煙家の方には申し訳ないが居酒屋の中で、煙草を吸うのは私にはちょっと勘弁だ。

それに、煙草は翌朝口の中に残るニコチンの香り、これが苦手である。二日酔いで、煙草臭いとなると、始末に負えない。

結局何が言いたいかと言えば、たとえ居酒屋の中で、煙草を吸える環境にあったとしても、たとえば煙を上に向けて吐き出すとか、出来るなら無煙煙草に切り替えるなど協力してもらえると有り難い。

兎に角、嫌な思いで酒を飲みたくないので、こんな言葉を発してみた。「愛煙家の皆様。是非ともご協力を」。


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