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三十六人衆 純米生詰め 出羽の里100%(コストパ)

  

最近、コストパってカタカナ語をよく耳にしますが、
この単語で会話が成り立ってしまうのには驚きさえ感じます。
日本語で解説すると「費用対効果」でしょうか?
それでは「費用対効果」とは。
料亭接待に経費10万を使ったのに、その見返りが10万しかなかった。
これは「費用対効果」が低い、もしくは無かったとされ、営業担当は翌月から
新規の通勤定期を購入する羽目になる状態を表した用語でしょうか。

「道の駅」などで農産物が安く、大根など150円ほどで売られていると、
費用対効果は異常に低い商品と言えます。
収穫作業は腰を痛めるし、重くて出荷する際には土を洗い落とす作業があり、
寒い時期には応えます。
農家の方々はこの状態を、コストパが異常に低いし、採算に合わないので、
生産を止める、とは決して言いません。
何故でしょう?
美味しくて、新鮮な農産物を、各家庭に届けて皆さんが喜んでくれれば、
充分。という想いもあるでしょうが、一番はその矜持ではないでしょうか。
そこには費用対効果という考えが及ばない崇高な思いがあります。

費用対効果、こんな嫌な言葉はありませんね、私は大っ嫌い!
と言ったのは、「芸者論」などでおなじみ作家の岩下尚史氏。
私も同感です。

とは言いつつ、この価格に巡り合えた時は驚きました。
3,500円相当でも通じる美味しさです。
生酒特有の美味しさが、なんでこの価格に?
馴染みの親しみやすさから「値段間違えているよ、2,995円じゃないの?」
と言ったぐらいです。
酒造元には農家の方々と同じ矜持が存在しているんですね。

山形県 菊勇㈱  三十六人衆 純米生詰め 出羽の里100%
精米歩合68% アルコール分15度以上16度未満
1.8?  1,995円(税込)


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