広島県盛川酒造「白鴻」純米軟水仕込 生酒
「白鴻」とは「白い大きな鳥の総称」を意味します。
純白清楚の”おおとり”が鴻図(こうと:大望の意)を抱いて大空に舞い上がっていく気概を表しています。
いいでしょ。真っ白な大鳥が、飛び立つその光景が目に浮かぶようです。
盛川酒造の商品銘柄「沙羅双樹」の由来が、素敵な文章でhpに書かれていました。その言葉をお借りします。
■ 沙羅双樹(さらそうじゅ) ■
『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。』とはあまりにも有名な平家物語の一節です。
酒は古来より「温度の芸術といわれてきました。酒造りのあらゆる過程において温度を管理することが、その酒のでき・ふできを決定する大切な要因となっています。
温度計のない時代、その重要な作業は、永年受け継がれ熟練した杜氏たちの手のカンにたよってきました。これが「温度の芸術」たるゆえんです。
しかしながら、芸術のひとつである酒は、残念なことに他の芸術(音楽や美術)とは異なり、何十年、何百年もの時を経て後世に残すことがかないません。
なぜなら酒は生きているからです。
すなわち酒もまた無常のものといえるのではないでしょうか。「沙羅双樹」の名の由来はここにあります。
そんな、無常な日本酒に、新たな喜びを植え込んでくれたのが、「白鴻」でしょう。
軟水仕込み水の良さが、飲み手に伝わります。
実に、優しく喉を潤します。生酒の甘みと水の優しさがキレの良さを引き立てます。
どんな料理にもマッチするでしょう。
しかも、醸造されたのが2007年。2年前です「素晴らしい」
広島の代表銘柄にしたいくらい「いい味でした。」
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