京葉線ぶらり途中下車の旅
本日は京葉線ぶらり途中下車の旅です。
この沿線は海ぞいを走行しますので、台風の季節には度々運行停止になってしまいます。
おやおや~右方向にカラフルな建物が見えてきました。デイズニーランドですね。
イメージを大切にした、綺麗なホテルが増えてきて、まさに夢の国ですね。
千葉みなと駅です。役所関連の建物が多い駅ですので、駅周辺なにもありません。
海がすぐ近くに見えますし、静かな町並みです。
目指す場所は千葉県立美術館「山下 清」展です。
もちろん貼り絵が中心ですが、今回はヨーロッパを巡ったときのフエルト画。
さらに未完成と言われていた東海道五十三次がすべて揃い、一堂に見ることができます。
それぞれに、本人のコメント「この絵はどうなんだろう」「この構図は?」と納得していない様子がよくわかりました。
さらに本人対談にて語っている部分を抜粋してみますと。
東照宮を作品につくりました?
「あれ、絵にかくのむずかしいんだな。華厳の滝や中禅寺湖よりむずかしい。僕は自然のものばっかりやっているから…。」
自分の絵をうまいと思う?
「そう思わないな。人間は自分のことわかってないんだな」
「偉いからって、何でもできるとはきまらないんだな。僕たちでも、普通のひとがかける絵でも、かけないときがある。天皇陛下でもさ、普通の人のマネできない事がたくさんあるでしょう。上だからって、何でもできるとは、きまってないんだな。いくら大将でも失敗する。東条さんでも、とうとう失敗しちゃった。」
山下さんは徴兵されると、上官に殴られたりするのが嫌で施設を抜け出したそうです。
昭和18年に母親がむりやり徴兵検査に連れていったそうですが、嬉しい事に不合格。
軍人メンコ遊びが好きで、何でも軍人階級にたとえて話されます。
見ごたえのある2時間でした。県立ですから入場料800円(一般)は安くて助かります。
せっかく千葉に来たんですから、こんな酒を見つけました。
「今年もできました!千の舞」市内で生産された酒米(総の舞)で造ったそうです。
720ml 1365円 味は!う~ん、普通酒です。
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