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益荒男限定「山吟」

  

東京方面からレインボーブリッジを利用して、今夜は横浜で食事でも。
と思って左を何気なく見ると、ビルの狭間にペンシル型の建物、東京スカイツリー!

業平にスカイツリー建てて大丈夫?と以前から思っていました。
それは落語家の古今亭志ん生師匠がお住まいになっていた、あの「なめくじ長屋」が本所業平にあったからです。

ご存じない方にちょっと説明いたしましょう。
当時は結婚はしていたものの、貧乏神にとりつかれ苦しい時でした。
そんな時、本所業平の30軒長屋が全部あいている、家は住まないと駄目になる、タダでいいから住んでくれと言われ、喜んで引っ越しました。

行ってみて驚き、壁1メートルほどの所に線ができている。
低湿地帯なので、雨が降るとすぐ床上浸水となってしまい、家の中は湿気でひどい有様。

壁にはナメクジが這いまわり銀色のスジが闇夜に光っていたそうです。
毎朝、ナメクジをバケツ1杯退治しないと食事もできないし、夏には蚊が大量発生。
口をあけたら大群で侵入してきてしまい、蚊帳に入っても外が全く見えない有様。
他にはコオロギ・ノミなど虫のオンパレードです。
そんな長屋に7年間も住んだそうです。

こんなエピソードを知ってましたので、低湿地帯で地盤がゆるくて大丈夫?
とずっと思っていました。

しかし、本好きの田辺さん(仮名)が解決してくれました。
江戸東京文庫①歴史の散歩道 中央区・台東区・墨田区・江東区から師匠のナメクジ長屋は、現在の業平1丁目の都税事務所付近と判明しました。
スカイツリーからはだいぶ離れた場所で、池を埋め立てた場所だったそうで、やっと納得いたしました。

師匠の落語は音声でかなり残ってます。
火焔太鼓が有名ですが、ダイソーで100円CDを購入しました。
品川心中・おいてけ堀・井戸の茶碗・稽古屋・淀五郎・お化け長屋・大工調べとズラリと揃って大人買い400円(情けない!)

名人のCDを聞きながら、同じ平成の名人能登杜氏・農口氏の益荒男限定「山吟」を楽しみましょう。


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