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澤屋 まつもと 特別純米 散歩シリーズ(丸の内)-2 

  

丸ビルは建った当時はすばらしく大きな洋式な建物が東京駅前に建った
という感じがした。
私はまだ建ち終わらないうちからホトトギス発行所にその一室を契約した。
下駄は雪駄に替えた。それに下足預かり所の設備があった。
雨の降る日は下駄を上雪駄に替えた。
春先や秋口になると、田舎の爺さま婆様連中が丸ビル見物にくる。
まずエレベーターの前に立って。
「あら上がるだ、上がるだ」と口をあけて見ておる。
やがて一つ自分も上がって見ようと恐る恐る足駄をふみいれると、
「下駄の方は草履にお替え下さい」と言われ、
何のことか分からず、まごまごしている。

昼の合図(ドン)がなると各事務所から下の食堂めがけていく人は
大変なものである。
忽ち人にぶつかり、横に跳ね飛ばされ、元来小男の私は、
忽ち群衆の中に没し去られて存在を失ってしまう。
弁当・すし・天丼・うなぎ・しるこ・萩の餅・そばなどの食堂もあれば、
ランチ・ビイフステーキ・ポークカツレツ・蠣フライ・メンチボール
かつ丼などの洋食もある。

当時はかつ丼は洋食扱いでした。
将来、和食が世界遺産になるとは、誰が予測したでしょうか。

贅沢に「愛山」です。
少し冷やして、常温で、燗して、3種類の楽しみ方があります。
私のお薦めはぬる燗。口に含むたびに幸せを感じます。

京都市 澤屋 まつもと 特別純米 愛山
精米歩合65% アルコール分16度
1.8?   3、045円(税込)


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