渋谷散策の旅
先日次回に、渋谷散策の旅を書くと約束したので、一言書き連ねるとします。
井の頭線高架下には、昔、立ち蕎麦と朝定食(納豆定食が美味!)の店が、 間口2間、奥行1間と狭くても「味のある」今で言うところのB級定食屋がありました。
そんな風景が今ではマークシテイとなり、その裏手には「鳥竹」という、昔から汚い焼き鳥屋が健在です。
「鳥竹」を右手に見て、左の一角に名曲喫茶「田園」で珈琲を覚え、煙草の本数が増えたのも懐かしく思いだされます。
たしか渋谷には「ライオン」と「田園」が名曲喫茶では有名で、今では「ライオン」だけになりました。
今は跡形もないリキパレス(力道山の本拠地)を見上げる位置に、銭湯があり渋谷で遊んでは通ったものでした。
若奥さんが番台に座っている時は、大蔵映画・日活ロマンポルノなどの無料招待券を人数分釣り銭と一緒に渡してくれ、「ライオン」の真裏の映画館によく通ったもんでした。
その映画館も、今ではラブホテルになっていました。
「鳥竹」に背を向けて、まっすぐ歩くと、左角に「イワキのメガネ」老舗ですね。この通りが「道玄坂」です。右に折れると、映画館の手前に間口の狭い、ウナギの寝床(昔の渋谷商店街はこのパターンが多かったです)風の、靴屋がありました。
当時では(今でも)高級な紳士靴「マレリー」を揃えてあり、よく購入しました。履き始めからシックリして、靴ずれもなく大変気にいってました。
当時の私の給与で半分ぐらいの値段でしたので、大事に履いたものでした。
道玄坂を挟んで反対側。右から「109」「THE-PRIME」「渋谷センタービル」となりますが、私の若いころ「109」にはたしか昔からの洋品屋さん、恋文横丁と月賦販売の「緑屋」がありました。
恋文横丁は、吉祥寺のハーモニカ横丁のような、雑多な店が多く、あまり足を入れたくない空気感があり、正式な店名は忘れましたが「わらじのとんかつ屋」を思い出します。怖い店主で、食べ残すとすぐ怒られ道で逢うと、こちらが愛想よく挨拶してしまう、威厳のある恰幅のいいおじさんでした。
ボーリングブーム当時は、緑屋(渋谷センタービルに変わって出来たのか、今では記憶が曖昧ですが)の上階に何度か通い、レーンコンデションは渋谷では中々良かったのを記憶しています。
だいぶ長くなりました。
残りは又、日を追ってお話します。
すぐ裏手が東急東横本店ですので、地下1階の酒売場に向かいます。
長野県 舞姫酒造「翠露」純米吟醸 直汲み 美山錦 1550円を見つけました。
大収穫です! 地震の被害は如何でしょうか、心配です。
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