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磯自慢 純米吟醸 生酒原酒(三波春夫)-1

  

2020年のオリンピック開催に沸き立ち、「東京オリンピック音頭」
という懐かしいメロディーを聞くたびに、残念な思いをしてしまいます。

私は、小さい頃はこの歌手は嫌いでした。
芸能界での現役時代には、その人となりがなかなか伝わってきません。
我々の世界でも同じです。リタイアした後に貴重な人材が失われた事に
気がついてくれれば宜しいのですが、会話の端にも出てこなくなると
寂しいもんです。

小さい時から浄土真宗ですので、母親に月参りで善光寺に連れていかれました。
七つから歌いはじめていますが、追分を習いまして、
これが腹式発声法でございまして。
やがて、十六歳から浪曲になりました。
私の叔父が伊豆の修善寺で監寺役をやっていまして、
初代の中村吉衛門先生と大変親しくしていただき、
芸のことはわかっておりましたから、
「お前の浪花節は、なんかちよっとメロデイが繋がっていない、それは違う。
お経だってメロデイが繋がっていくんだから、そこんとこを勉強しろ」
舞台へ上がって浪花節をやってると、正面むいてますよね。
そしたら叔父は。
「そんなんじゃ駄目だ」っていうんです。
「お前が日本で知られるような浪花節語りになるには、
仏様のように客席全部に目が行かなきゃ駄目だ」
それを言われた時にはもうほんとうに冷や汗がでましたが、真理ですね。
ですから、手扇のごとく広げるのは大事なことなんです。
「お客様は、神様です!」
この言葉は商売を営む方々には広がってゆきました。
しかし、私が三波氏に注目したのは歌手の顔ではありません。
舞台に上がっている以外は、読書にふける毎日で、
酒・タバコ・女性は勿論、酒の席とは無縁の歴史愛好家であり、
勉強家なのでした。
次回、三波さんの歴史に対する真摯な姿勢の一端がお届けできればと考えます。

本醸造は年間通じて購入できますが、純米吟醸は店頭に陳列する間もなく、
すぐ売り切れてしまいます。
やっと購入できました。

特A地区産山田錦を高度に精白、大井川伏流水にて吟醸冷蔵でじっくりと発酵。
しぼりたての生原酒。
フルーティーな香りと爽快な味わいが楽しめます。

静岡県 磯自慢酒造㈱  磯自慢 純米吟醸 生酒原酒
精米歩合麹50% 掛55% アルコール分16度以上17度未満
1.8?   4、620円(税込)


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