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故人をしのんで献杯

 

今日は「故人をしのんで献杯」である。

17日。ミュージシャンの加藤和彦氏が自らの命を絶った。

残念で仕方がない。かつて、ガロの日高富明氏の自殺もショックだったが、今回もたまらない思いで一杯である。

初めて、加藤和彦氏の12弦ギターの音色を聞いた時、メジャーセブンのコードに背中がぞくぞくしたのは、まだ僕が中学校に入った頃だろうか。
「オーブル街」という、涙が出そうな静かな曲ではFメジャーセブンとCメジャーセブンの繰り返しの後に続くディミニッシュの和音は、この世の音とは思えないほどの美しい響きであった。

題名は定かではないが、ザ・フォーク・クルセダーズ時代の「雨の糸」だろうか。イントロのDからDメジャーセブンそしてD7の流れは「雨は絹の糸でした」と歌い出す曲の流れに、加藤和彦氏の優しさが溢れ出ていた。
そんな、初めて聞く音の世界に大きく看過されたのが、僕に音楽への夢を思わせたきっかけでもあった。

恥ずかしい話だが、学生時代に本気で「プロ歌手」になろうと思った時があった。
今から思うと何とバカだったんだろうと思うのだが…。であるからして、加藤和彦氏は尊敬以上に神様的存在であった訳だ。

神様は死なないだろう。

命を守る大腸ガン撲滅キャンペーンにも協力していたのに、「なぜだ」と声高に叫びたくなる。

「音楽への行き詰まり」が遺書にも書かれていたようだが、音楽への意欲が限りなく強かったんだと思うと益々残念である。

この頃、ラジオ番組でも加藤和彦氏の細く震える声を聞く機会が増えて、若き青春時代を思い出して一花咲かせようと、僕も思っていた矢先の出来事だ。

「悲しくて、やりきれない」

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