特別純米酒で、一つ疑問。
特別純米酒の定義は精米歩合が60%以下の純米酒で、また製造上に特別な工夫のあるものを「特別純米酒」と呼ぶとされているのである。
ここで、「精米歩合が60%以下の純米酒」は納得するのだが、「また製造上に特別な工夫のあるもの」とは、どのような工夫がされてるものを「特別純米酒」と呼ぶのか?
実は、この点が分からないのである。
瓶のラベルに「特別純米酒」と書かれているたびに、「眠れなくなっちゃう」のである。
どうも、私の今の知識の中では精米歩合が60%以下の純米酒を特別純米酒と理解するしか方法が無いのである。
それは、「特別純米酒」の酒瓶にも説明が書かれていないので、「精米歩合が60%以下なんだな」と理解するしか術(すべ)がないのは、当然だと思わないだろうか。
なんとも納得のいかない説明だと思われるだろうが、「今日は台風も来ているので、これで終わり」にしようと思う…。
しかしそれも味気ないので、純米酒についても一言触れておこう。
2004年から純米酒への規制が緩和された。以前は、「精米歩合が70%以下のもの」という項目があったが、その項目は削除された。
米だけで造ってあれば、たとえ普通酒なみの精米歩合であっても純米酒の名称を認められるようになっなのだ。、
ただ、この規制緩和によってアルコール添加をしていなければ、米粉などの使用でも純米酒と名乗れるのではないか?
との心配があるが、「麹歩合15%以上」「規格米使用」といった縛りがあり、麹歩合15%未満の酒、規格外米・屑米・米粉を使用した酒は純米酒を名乗れないようになっている。
その点は、ご安心願いたい。
さて、特別純米に話は戻るが、結論として純米酒の上等なのを特別純米として、あまり上等でないのを純米酒と考えるしか仕方ないのかなと思っている。
もしも、特別な工夫がされてい特別純米酒を知っているなら、是非教えてもらいたい。
こんばんは、ただの酒好きのおじじです。上記の特別純米酒の記載ですが、正しくは精米歩合60%以下又は特別な製造方法を用いたものです。「また」ではなく、「または」ですので、精米歩合にかかわらず特別な製造法で醸造し、その説明表示をすれば良いのです(もちろん香味及び色沢が特に良好であることが前提です)。ただし、客観的事項を持って説明表示しなければなりませんから、精米歩合を60%以下にするというのが簡単なやり方です。この他に、よく見かけるのは精米歩合70%程度で全量酒造好適米を使用したものを特別純米とうたっている場合です。疑問解けました? でも、まあ、吟醸や純米吟醸と表示されていても、まずい酒はたくさんありますから、表示よりも自分の舌を信じるのが一番ですね。それから、等外米で醸した三好菊の壱、甘いけど旨いですよ。これなんかも特定名称が必ずしも当てにはならない良い例ですね。