新潟県玉川酒造「目黒五郎助」純米大吟醸
4月から書き始めたメルマガも、本日をもって100号とあいなった。
ひとえに購読を続けて下さった皆様の忍耐強さに、心から感謝をしたい。
「ありがとうございました」
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さて、100号記念はどうしたものかと考えてはみたのだが、そうこう思い浮かぶものでなし。
それよりも、イチローのように、次の安打に執念を燃やす。
そんな生き方を真似すべきと考え、本日の書き込みに思いのたけをぶつける事にした。

そんな中、新潟県北魚沼郡守門村から待望の雪中貯蔵酒が入荷した。
創業寛文13年(1673)第四代将軍徳川家綱公の時代より三百有余年もの間、
越後魚沼の蔵元玉川酒造が、精魂込めて造り続けたその味が我が家のテーブルにお目見えしたのである。
「想像してみてください。気温0度、湿度90%の雪の世界。そこは氷点下の世界とは違います。雪は冷たい?いいえ、雪は暖かいですよ。
1月14日、五穀豊穣を願い害鳥を追い払う鳥追い。雪の洞、かまくらをつくり、中で甘酒を沸かし、餅を焼いて食べまくる。どうです、暖かいでしょう?そんな中で、このお酒はゆっくり眠ります。4ヶ月の眠りを経て、新酒のさわやかさと雪中貯蔵ならではのやわらかさを抱いて目覚めます。雪、米、水の恵みを思い浮かべながら味わい下さい」
瓶の裏ラベルには、蔵の思いのたけが綴られている。
味わうその恵み「目黒五郎助」純米大吟醸は、思いの限りの旨味を表に現している。
生詰めとは思えないほどの、芳醇な香り、そして甘み、さらに追いかぶさるほどの酸味が喉を湿らせる。
焼いた餅の焦げ味と、かまくらの暖かさ。純米大吟醸はそんな世界と調和する不思議な魅力を秘めていた。
数量限定のその1本は、鈴虫の鳴き声を肴に、ゆっくりと空けるとしよう。
今夜は、半月である。
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