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千葉県蔵元 寺田本家「自然酒五人娘」純米酒 無ろ過

  

さて、昨日も書きましたが「五人娘」(生もと仕込)の評価をさせていただきます。

最初に、蔵元 寺田本家の姿勢に敬服です。「自然な原料」「自然な水」「自然な環境」で酒造りをします。
麹菌、酵母菌、乳酸菌などの微生物を自然環境の中から取り込む、その為に蔵内や醸造上の敷地内に多量の炭を敷き詰め、場を高め整えながら昔のような自然な環境を復元しています。

その蔵で造られた「五人娘」は、濃醇で酒本来のコクと味を楽しめます。

最初に、常温で試します。琥珀色の色合いが、飲み手をそそります。香りは独特の米とナッツを掛け合わせたような香りです。味わいは昔ながらの「酒」と実感できる味覚と風味が広がります。
そして、人肌燗で楽しみます。旨味がしっかりと感じられます。と、言いつつ私の評価では、うなるようなお酒の悦びはありませんでした。生酒のような鼻から抜けるような「旨さ」が感じられないのです。

しかし、しかしです。ここからが本題です。
料理とお酒を楽しんでいると、燗酒が常温に戻り、料理で満腹感を得ながらもお酒を飲むスピードが落ちないのです。お酒が「飽きない」のです。
吟醸香が強いお酒や、生酒は飲み続けてると必ず飽きてきます。その「飽きる」感覚が全くないのです。「そうか、これが生もと仕込の良さなんだ」と実感しました。

お酒と料理が調和する。酒が料理と融合する。お酒の味覚が体に馴染んでくる。それが「生もと」なんですね。初めて生もと仕込の良さが感じられました。

本当にお酒って「素晴らしい」


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