あざくら 純米吟醸(今東光-3)
最近、僕が直木賞をとったことや、短大で教えてるということを、
どっかで聞いたらしい。
「おじゅっさん、景気いいらしい」と言って、お布施すえおきですよ。
紙にも包まないでむき出しで渡すんです。
「乞食みたいで、失礼千万や」というと
「ちょいと待っとくなはれ」
と言って、新聞紙のはじを破って、それに入れよる。
ある家では
「どうせあんた、こんなもん、あてにしまへんやろうけども、
とっといとくなはれ」
なんて言うんです。
「いやあてにしてますよ。これでもな、貯まっていったら瓦の1枚
ぐらいにやなるがな」
こっちもそのくらいのことは言います。
僕がものを書いて売れるってことが、不思議でしょうがないんですな。
「あんた、札こしらえるようなもんやないか。毎日書いたら、
よろしまっしゃないか」ムチャクチャですよ。
秋田も銘酒が揃っています。
これからの先を思いながら、あ~あと何年飲めるかな~
何故か、感傷的になってしまう「あざくら」でした。
秋田県 阿桜酒造 あざくら 純米吟醸
精米歩合50% アルコール分16度以上17度未満
日本酒度-1.0 720ml 1、400円(税込)
この記事へのコメントはこちら