筑波の山賊 吟醸 (酒利き)
灘の蔵元の主人は酒を飲まないんです。さらに酒飲みが嫌いなんです。
そのかわり酒利きはやります。
酒飲みには本当の酒利きはできない。
あれは飲んではいけないので、舌でころがして利くわけです。
私らは酒は飲みませんけれども酒を利くことはします。
私は宴会などで、よく皮肉をいうんですが、皆は酒の銘を飲んで、
本当の酒を飲んでいないと。
これは菊だとか、鶴だとか言って飲んでいるけれども、
それは菊とか鶴とかの印を飲んでいるんだと言うんです。
山縣 勝見氏(山下新日本汽船会長・合同酒精相談役・代議士)
1958年「番茶清談」より。
1855年から続く、「徳政宗」の醸造元です。
優しい味わいが伝統を感じます。
店頭でふと目に入ったこのラベル、菊や鶴ではありませんが、
迷わず手にし、飲んでみたくなりました。
茨城県 萩原酒造(株) 筑波の山賊 吟醸
精米歩合50% アルコール分15度
720ml 1、262円(税別)
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