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和田龍 登水 山田錦生酒 (神 美知宏氏)

 

愛知県小松から山をこえて高知県寺川へ行く途中、一人のレプラ患者
の老婆に出会った。
ぼろぼろの着物を着、肩から腋に風呂敷包をかけていた。
—中略—
木の下は一面に熊笹が茂っていて、その笹の中の一ところがくぼみ
になっており、そこが道だった。
まったく避けようもないところである。向かい合ったとき老婆の方から
「伊予のなにがしという所までどのくらいあるだろう」と聞かれた。
—中略—
こういう業病で人の歩く道をまともに歩けず、こういう道を歩いてきたのだが、
四国には自分のような業病の者が多く、そういう者のみの通る道があって、
それを通ってきた。と言う。
阿波から石鎚山の東まで山道をよぼよぼ歩いて、五日や六日の日は
かかったであろう。どこで泊まって何を食べてきたのであろうか。

昔は、四国八十八ヶ所をまわる遍路のなかにはレプラ患者が多かったが、
その人たちは普通の遍路道を歩いていた。
ほかの国ではカッタイをそれほど嫌わなかったが、
土佐は殿様が嫌ってまともな道は通らせなかった。

宮本常一氏 河出文庫 「山に生きる人びと」より。

全国ハンセン病療養所入所者協議会会長 神 美知宏氏が、
今年の5月9日に心疾患にて死去されました。
心からご冥福をお祈りいたします。

生産量が少ない新ブランド、柔らかく透明感を感じます。
「美山錦」「山田錦」と2種類あり、無濾過生原酒です。

長野県 和田龍酒造 和田龍 登水 山田錦生酒
精米歩合59% アルコール分16度
720ml   1、629円(税別)


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