福小町 亀の尾純米吟醸 (サバの缶詰)
杉酒店の女将は私と同世代のようで、たまに昔話で意気投合します。最近話題になったのは「サバの缶詰」です。
昔は、サバ缶といえば不評の代表格でした。それでも給料日前は、ビールの相棒はサバ缶でした。多少余裕がある時は「ホワイトアスパラの缶詰」で贅沢感を味わい、クーラーも扇風機もなく団扇だけで夏の暑さを過ごしていました。
女将も同様に「そうよ、昔はサバ缶なんか嫌で嫌で。でも安くて調理もいらないので主婦の味方だったのよ」
それでも、店頭には“味噌味・醤油味、アヒージョ味”並べられています。
「今の人は、美味しいらしく買っていくのよ、製造方法が格段に向上して美味しくなったそうよ」
食べてみないの?
「嫌、私は不味かった思い出しかなく、今でも受け入れられないのよ」
女将には内緒ですが、つい最近“温める方法”を知り、酒のつまみに一品足すときは大変重宝するようになりました。
慣れ親しんだ“亀の尾”。
やはり一味違います、安心する美味しさでした。
秋田県 (株)木村酒造 福小町 亀の尾純米吟醸
精米歩合 58% アルコール分 15.5度
720ml 1,705円(税込)
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