伯楽星 純米吟醸25BY (芥川-1)
夏目漱石の教えを受け、小説「鼻」を認められ、広く知られるようになりました。
昭和二年七月二十四日、睡眠薬(青酸カリとも言われている)を大量に飲み、
自らの命を絶ってしまいました。
88年もの歳月が流れてしまいましたが、今でも作品は読み継がれています。
亡くっなった後に、寄せられたエッセーから、
宮城県の銘酒と併せて3回シリーズでお送りします。
中央公論の滝田哲太郎氏ほど芥川の原稿を喜んで読んだ人は、稀であろう。
一代の文学者というものの原稿の貴とさをみきわめた人であったろう、
彼はこれを経師に裏打ちをさせ、一冊の書巻として保存していた。
その装本には、たしか芥川は表題をいちいち書きしるしていた。
書き損じの原稿は成稿した枚数よりたくさんあって、それを破棄しないで、
重ねて机の端に置いてあった。
夏目漱石も書き損じは取って置いたそうであるが、
漱石の故事を学んでいたのかもしれない。
当時は、その名前の変てこなのが、逆効果を見せて隆盛をきわめていた。
1954年11月、室生犀星氏。「芥川の原稿」より。
究極の食中酒を目指し、繊細ながら芯のある味わいが楽しめます。
震災で蔵を移転して3年が経ちました。
宮城県 新澤醸造店 伯楽星 純米吟醸25BY
精米歩合55% アルコール分16度
720ml 1、500円(税別)
この記事へのコメントはこちら