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まんさくの花 純米吟醸 生原酒(鮨について)

  

池波正太郎氏の対談で「鮨」について語ってますので、抜粋してみましょう。
「戦前は生のまま食べたのはマグロぐらいで、イカだって鹿の子に切って
茹でたもんです」
「交通機関と冷蔵保存が未発達だったからだろうね」
「とにかく、手をかけましたね。ヒラメでも、生のままでは出さない。
生きたヒラメでもちょっと塩をして、それを甘酢に一回通す」
「赤貝だって、甘酢に通さなくてはしょうがない」
「一回通せば生臭さが違うんですがね」
「ワサビでも昔は、サメかカワハギの皮をカマボコの板の上に置いて、
おろしたもんでした。
 新しいおろし金でワサビをおろすと、親父に頭を殴られたもんです。
最初の一年ぐらいは大根をおろして、カドをつぶしちゃったあとで、
ワサビをおろす。おろしづらいですが、その代わり粘りが出てきますから。
それを包丁の峰でさらに叩いて、なお粘りをだしてお客さんにつける。
それをいきなり醤油にほうり込まれると、本当に情けなくなりますよ」
「刺身一切れごとに、ワサビをつける。
それでワサビが百パーセント生きるわけだ。
 ついているシソの実だって、いきなりしごいて醤油にいれるもんじゃないよ。
 口が生臭くなったら、一粒とって口にいれればいいんでね」

「鮨は手で食べるもんだ。だから刺身も手で食べるなんて、手づかみで
 食べる変わった人もいるし」
「昔は鮨は箸で食べたもんだ。ただ屋台の鮨屋が、箸をだすのが
 面倒だから手で喰わせたわけなんだよ」
「たとえば、池波先生が「鮨屋は、まづ卵の味をみればわかる」とお書きになる」
 それを聞きかじって、はいってくるなり「ギョクくれ」というのが、
 わからない人なんでしょね」

何故か?手が伸びなかった銘酒です。
良く目にしますが、購入に至らなかったんです。
杉酒店のご主人曰く、「好きな銘柄ばかり飲んでいると、違った味わいが楽しめ
なくなる舌になってしまいがちだから、このお酒はお薦めですよ」
と優しく手を添えるように、年寄りの介添えをしてくれました。

旨いな~、毎回思うんですが旨い酒に出会うと、
地元に住んでみたいな~と考えてしまいます。
先月までは福島に引っ越しを熱望してましたが、今月は秋田です。
旨い鮨をつまみに一杯!

秋田県 日の丸醸造 まんさくの花 純米吟醸 生原酒中汲み
精米歩合50% アルコール度17度以上18度未満
720ml 1、600円(税別)


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