歌舞伎界
中村勘三郎さん(56歳)がひさしぶりに舞台復帰。
私らは、小さい頃から呼んでいる勘九郎の方がわかりやすいんですが、何時まで経っても先代の勘三郎を想いだします。
4歳で初舞台、そして6年前に十八代目、勘三郎を襲名。
勘三郎さんは、大村崑さんの「とんま天狗」が大好きでした。
この時代活躍されていた方々は、藤田まこと・白木みのる・茶川一郎・佐々十郎・ルーキ―新一・花紀京、そして芦屋雁之助・小雁・雁平の3兄弟。
いずれも懐かしい方々ばかりです。
藤田さん・茶川さん・佐々さん・ルーキー新一さん雁之助さんがすでに他界されてます。
時の流れを感じます。
このたび長男の二代目勘太郎さん(29歳)が、六代目勘九郎を襲名するそうです。
勘九郎も代々継がれてきた名跡です。
昭和50年ですから今からざっと36年前に白洲正子さんと円地文子さんの対談集「古典夜話」の中で勘九郎さんの話題が出てますので、ご紹介しましょう。
白洲「勘九郎って子、いいですね。もう子どもじゃないけど…。」
円地「いい子ですね。あの子はいい役者になるでしょうね。」
白洲「お父さん(勘三郎)と踊った「連獅子」を見たんです。あの子獅子は実にのびのびしてよかった」
円地「イキがいいんです。あの勘九郎という子は、もっとちいちゃな時分から、たいした勘をもっていた子でしたね。やはり生来もっているんですね」
イキがいいというのは役者にとって、最大の褒めことばですね。
勘三郎さんの活躍今後も期待しています。
さて、今回の地震により、福島酒造組合加盟蔵元66件の内51件が被災したそうです。
福島県宮泉銘醸(株)会津若松地方「写楽」純米吟醸(備前雄町)720ml 1、900円
最近人気が高まりつつある銘酒です。
イキがいい銘酒として勘三郎さん同様応援しています。
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