一人乾杯(義侠)
数々の酒店を巡る流浪の旅を続けております。
最近では背負う荷の重さに、老骨の我身には辛い日々となってます。
しかしこれも修行の一環と思えば何のその。
銘酒を探し続ける行程は、まだ々道半ば。
何時果てることのない旅を続ける孤高の我が両の手は、一升瓶の重さに耐えてきました。
何と頭脳線が太くなり、生命線・運命線が——-消えかかってます。
ま~あ、なんと贅沢な手相になってしまったんでしょう。
しかし頭脳明晰で短命でも—。
この歳になって頭脳明晰になっても何ら嬉しくはありません。
が、せめて運命線だけは—
少し贅沢でしょうか。
私の人生を振り返りますと。
「礼」 (毎日仏壇に線香を)
「楽」 (ギターを爪弾き)
「御」 (車を運転し)
「書」 (ボールペン習字の通信教育を—)
「数」 (パソコンを駆使して—)
足りないのは「射」だけですが、現代は弓は不要です。
弟子に恵まれ(飲み仲間がいます)顔回・子項はいませんが、子路は大勢います。
これこそ私の人生!
お~あ、情けなや、わが人生。
そんな時に出会い、苦労を分かち合える酒相手に今夜も一人乾杯。
愛知県 山忠本家酒造(株) 義侠 純米吟醸 君嶋屋オリジナル
兵庫県東条 特A地区山田錦100% 14度以上15度未満60%
アルコール度数を抑えて仕上げています。
「礼」「楽」「御」「書」「数」すべてが「月の明かり」さんの一番身近に座しておられる 笑顔の細君の掌に・・・
健康に留意なさって下さいませ