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長野県桝一市村酒造場「碧い軒」(へきいけん)純米大吟醸生酒

  

桝一市村酒造場のお酒も、最後の一本になった。

純米大吟醸生酒・「碧い軒」(へきいけん)である。

酒造好適米の「備前雄町」を精米歩合40%まで磨きあげた最高級の酒。

いただいたので大喜びしていたが、何と1800mlが10、500円もする代物だ。

酒造りに最適の冬の厳冬期に、丹念に低温発酵させた味わいは、目ん玉飛び出るほどの清楚な味わいだ。

精米歩合は40%に磨いてくれたその輝きは、ブルーで彩りかけた下ぶくれの愛らしき瓶に象徴されている。

さて、「碧い軒」の名であるが、この真ん中の「い」。実は漢字で「猗」にさんずいを付けた字なのであるが、この字が見当たらない。

申し訳ないが平仮名で書かせてもらった。

その由来は、小布施に滞在した浮世絵師葛飾北斎が、天井絵の制作に励んだアトリエの名を、そのまま付けたのだそうだ。

このアトリエ碧い軒は、江戸時代末から明治初期にかけて桝一市村酒造場を営んだ鴻山(鴻山/市村家十二代)が、北斎のために建てたものである。

北斎ゆかりのアトリエにちなんだ碧い軒は、フルーティーで華やかな吟醸香と飲みやすさが特徴。

澄みきった旨みは、言葉では現せない奥深さを感じる。
 
しかし10、500円は、自分では絶対に手が出せないお酒だ。


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