秋田県山本合名会社「白瀑(しらたき)」山本 純米吟醸・生原酒
この酒。実に酸味が強い。
最初に口に含んだとき、旨いのか不味いのか理解が出来なかった。しかし、二口、三口と重ねるうちに舌が馴染んでくる。そして、気づいた時には自然と杯が重なっているという、実に、不可思議な味わいだ。
今日より、明日。明日より明後日に味わいが広がるのが、この「山本」の良さである。
この、白瀑は明治34年(1901年)、ハタハタで有名な日本海沿岸の漁村、八森村(現八峰町)にて創業を開始する。
昭和40年代初頭に、まだ酒販店が大吟醸という名称も知らない頃から全国に先駆けて大吟醸を商品化し、東京や神戸の料亭に提供し好評を得ていた。
さらに、それまではただのブナ林だった裏山が平成5年(1993年)に世界自然遺産に指定され、白瀑への付加価値が急上昇する結果となっている。
普通酒の割合が7割を超える秋田県では珍しく、普通酒を仕込まない酒蔵としても有名である。年間の製造石数700石の全てが本醸造以上の特定名称酒。純米酒の占める割合はなんと、9割にものぼる。
平成18年には創業以来続いていた杜氏制を廃止し、蔵元が自ら製造の総責任者となり酒造りを行っている。
そして「酒造りは米造りから」と自社の仕込み水が100%流れ込む風光明媚な棚田で、稲作経験の全くなかった蔵元が自ら酒米の栽培を開始した。作付け面積は1町2反歩(3600坪)で棚田の枚数は14枚。その約半分を無農薬・無化学肥料機栽培で行っている。
仕込水で酒米を栽培し、商品化している酒造メーカーは全国的にも前例がなく、これを無農薬・無化学肥料栽培を行うことによって「世界一付加価値の高い酒米」を生産している。
年間を通じて高い品質を維持するために、瓶燗火入れ、急速冷却、低温瓶貯蔵にこだわっているからこそ、この味が出せるのかもしれない。
この山本合名会社、なかなか目が離せない酒蔵である
相模灘
http://www.tsukui.ne.jp/kub…
先日、蔵元で相模灘を一升買ってきました。
地下の酒貯蔵庫から一週間ぶりに出して今日飲みました。
酒の肴はマグロとブリの刺身です。
まずは缶ビール350でのどを湿らせて、それから相模灘(2700円)
を冷でごくりと飲みました。まろやかな味で香りがとてもいいです。
舌でじっくり味わい一合ほど飲みました。もったいないので、
ストップです。
止める基準は舌でお酒の匂いがしなくなったらいい酒は止めることにしています。
水も酒も同じであったら本当にもったいないのです。
明日もじっくり味会います。肴は今晩の夢にします。