出羽桜しぼりたて生原酒 (150年前)
安治川べりへついていた小舟へみなりのよい侍が三、四人どやどややってきて、天保山の沖まで船を出してくれという。
その態度が横柄なので、船頭が啖呵を切ると「危急の場合じゃ、たってたのむ」というのでしぶしぶ船にのせて川を下り、天保山沖まででると、止まっている軍艦までいってくれという。
船頭は殺されるのではないかと思って尻ごみすると、決していためつけるような事はせぬという。やっとのことで軍艦までつれていくと、船へ上がった侍が「船頭ご苦労であった。わしは徳川慶喜じゃ」と言ったので、船頭は驚いて「これはこれわぁ公方様」と言って船板の上へ這いつくばったという。
150年前の話です。
山形が開発した酒米「出羽の里」小欄で何度もご紹介している銘酒、ノーベル賞受賞者の大隅氏が絶賛した蔵元です。
山形県 出羽桜酒造(株) 出羽桜しぼりたて生原酒
精米歩合60% アルコール分17度
720ml 1,400円(税別)
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