羽根屋 純米大吟醸50 翼 (悪酒について)
今年は何をやりたいかとアンケートを求められ、どうも酒を飲みすぎて二日酔いする傾向があるから、最後の1本を止めることにする、と答えたら、友人からそんなこと可能かどうかという抗議を受けた。
これは可能である。我が家で飲む場合、最後の1本をつけさせ、それを飲まずに台所の料理用に下げ渡してしまう。料理用なら燗冷ましで結構だし、むだにはならない。
燗冷ましが毎日1合ずつ出る勘定だから、料理にもじゃんじゃん使えて、料理そのものが旨くなる。二日酔いはしないし料理は旨くなるし、一挙両得というものである。
が、実際には、最後の1本をつけさせ、それを下げ渡すのが惜しくて惜しくて、ついそれを飲んでしまい、毎朝二日酔いの状態にあるというのが、私の実状のようである。
小説家:故梅崎春生氏 悪酒の時代より
優しく軽やかに、凛として広がる味わい。甘い香りには虜になります。
富山県 富美菊酒造(株) 羽根屋 純米大吟醸50 翼
精米歩合50% アルコール分 15度
1.8L 3、600円(税別)
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