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「池月」みなもにうかぶ月 ( 4月の午後、29歳 )

  

僕はその時のことをとてもよく覚えている。
日差しや、風の具合や、まわりの音の聞こえ方なんかのことも、
昨日のことみたいにくっきりと思い出せる。
そのときに僕の頭の中で不意になにかがきらっと小さくまぶしく光って、
それで僕は「そうだ、今から小説を書こう」と考えた。
というか、「僕には小説が書けるんだ」と認識した。
そこには具体的な契機とか、根拠とか、そういうものはまったくない。
ただの野放図な認識である。

そのおよそ一年後に、僕の書いた「風の歌を聴け」という小説は文芸誌
の新人賞をとって、僕は曲がりなりにも作家と呼ばれる身になった。
村上春樹氏のデビュー当時の逸話です。

前回飲んだ、軽快な柔らかさが忘れがたく今回は吟醸です。
お燗よりも、冷もしくは常温がおすすめです。

石川県 鳥屋酒造 「池月」 みなもにうかぶ月 吟醸
精米歩合50% アルコール分16度
1.8L   3、400円(税別)


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