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奈良萬 ひやおろし (良さんと作家・監督)

 

石坂洋次郎氏の青い山脈の映画化について、当時実年齢34歳の池部氏が
18歳の六助役を抜擢された経緯を石坂氏が語っています。

「池部君が下手だということはよく解っています。家内もそう言っています。
ですが下手は問題になりません。
上手と言うのは花魁の簪のようなもので、無用なものでも沢山
くっつけるから見る人は驚かされるに過ぎない。
なにしろ日本人には主体性というものがありませんから、他人がそうだと
言うとそうだ、と自分の意見にする癖がある。
私はそれを弁えてますから、池部君が下手だと言ったのは私自身の意見です。
池部君も、上手にやろうとしてもできないだろうが、
上手にやろうとだけはしないで下さい。
上手にやろうとする人は頭が良くありません。十八歳の少年そのものになった
気分で自由奔放に演じてください。私は映画界のことは全く知らないが、
東宝映画という会社は、映画が好きでたまらない人を追い出してできた
会社だそうです。
従ってお金儲けが主でしょうから、いろいろと制約を持っています。
池部君は東宝では知的水準の非常に高いたった一人の若い俳優さんです。
ですが青い山脈の六助に限り池部君のすばらしい知的水準を落として、
十八歳の若さだけしかない低劣な頭になって演って下さい。」
さらに「私たちが大森に住んでいた頃、小さい君をよく見かけました。
それが、こんなに大きくなって、六助をやってくれるとは嬉しいことです」

小津安二郎監督からは
「良さんよ、俳優ってものは、役の人間になりきって演る以外、
 何も考えちゃいけないもんだ。あいつは俺より下手だとか、うまいとか、
 お給金が多いとか少ないとかなんて比べるといい俳優じゃなくなるよ。
 俳優屋さんになっちまうよ」

石坂氏のご指摘される、主体性につきましては、せめて酒に関しては他人の
意見を取り入れず、我が道を邁進いたしましょう。

さらりとしてじっくり味わいたいお酒です。
ほんのりと甘味も感じます。
温かいものと一緒に味わいたくなってきました。

福島県 夢心酒造 奈良萬 純米ひやおろし
精米歩合55% アルコール分16度
720ml   1、300円(税別)

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