九頭龍蕎麦「はなれ」
飯田橋駅を背にして神楽坂をゆるりと登る。
右手に折れる小さな路地を入れば、半世紀前の空間にタイムスリップできる。
花街の面影が残り、石畳に鳴る下駄の音色が隠れた財産だ。
以前にも紹介したが、九頭龍蕎麦もこの近くにある。
新宿区神楽坂3丁目。そば・郷土料理「九頭龍蕎麦」神楽坂。
福井の酒と肴が、昼間であろうが時間にかかわらず堪能できるのが、何より嬉しい。
店に入れば、蕎麦の注文より先に、銘酒を味わってもらいたい。
加藤吉平商店の「梵」を注文してはいかがだろうか。
「艶」か「ゴールド」どちらも唸らずにはいられない。
酒の肴は「へしこ」に「味噌豆腐」これでまず、2合はいける。
腹が減るなら「きつね蕎麦」はどうだろう。
出汁が実に見事だ。江戸の濃い味とは違って透き通った汁に蕎麦が鎮座する。
そして大きな厚い御揚げ。揚げだけ酒の摘みに取り出してもいいかな。
揚げを肴に、もう1合。
さて、本日どうしても紹介したかったのが、神楽坂5丁目に新装開店した「はなれ」である。
九頭龍蕎麦の別店がオープンしたわけだ。
社長の原崎氏が絶賛する癒しの内装だそうだ。
と、書きながら「はなれ」にはまだお邪魔していない。
是非、今度その味わいを披露したいと思っている。
新宿区神楽坂5-1-2 神楽坂TNビルB1 電話03-6228-1937
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