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越後の蔵和心づくし あさひ山

  

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新潟長岡駅の廻りを車で走らせる。大きな駅前の商店街は長く続くのだが閉店している店があまりにも多すぎる。一時の繁栄が、見事なまでに後退している姿は残念なまでである。

仕方なく駅ビル内で軽く一杯飲める店は無いかと鼻を利かせる。さて何処にするかと歩いてみれば、小粋な店が目に留まった。「越後の蔵和心づくし あさひ山」あら、久保田の朝日酒造?と首を傾げながら足を踏み込む。

当たりである。朝日酒造直営の店舗だそうだ。

扉を開ければ、そこは駅ビルとは別世界、酒飲みの思考回路が勢いを増す。さて、何から注文するのやら。朝日酒造なら久保田だろう。そこで「翠寿」を注文。

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ワイングラスに注がれる大吟醸の生酒は、綺麗な曲線を描いてグラスの底に吸い込まれてゆく。グラスに口を近づけると華やかな香りが脳天を刺激する。「これは、旨いぞ」。

またまた当たり。

香りと共に柔らかな旨みが、舌先から静かに流れ込む。そして香りが鼻から抜ける時、前頭葉にかぐわしい米の膨らみを残してくれる。この酒はいける。

何やらこの春から販売している「翠寿」のようだが、この酒は見事な仕上がりだ。

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そこで、酒にはアテだ。新潟なら「のっぺ」を頼むか。新潟の郷土料理だが、食べたことはない。里いも、コンニャク、ニンジン、鶏肉等々小さく刻んだ具材が煮込まれ、これに汁が入れば「のっぺ汁」となるのだろうか。

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そして忘れてはならないのが栃尾の油揚げだ。これが、酒の肴には最高。大きな油揚げを頬ばるのだがボリュームもあるし厚揚げ感覚で食べてもらえば「こりゃ、いける」と同感してもれえるはずだ。

油揚げの間にネギ味噌が挟まれているのもあるが、これが好きなのだ。栃尾の油揚げは長岡の名産品だそうだが、この頃では近隣のスーパーでも購入できる。ご賞味あれ。

そんなこんなで小一時間。新幹線の時間待ちに、すこぶる上機嫌で時を送ることができた。ちなみに、東京銀座や日本橋にも姉妹店があるそうだが、その紹介は、また別の時に。

それでは、また、どこかでお逢いしよう。


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