野毛 ハーモニカ横丁
桜木町駅を下車して数分歩くだろうか。
大岡川に沿って建てられたその景色を見た時、「お~!」と声を上げてしまう。川沿いに店がハーモニカのように1階2階と綺麗に並んでいる。
1964年の東京オリンピックにともない、野毛本通りの街並みを美しくするために造られた商店街ビルだそうだが、飲み屋街が軒を連ねている。
60店舗の店が並ぶのだが、その景観は他では見る事ができない。
よくハーモニカ横丁と名を聞くと吉祥寺駅近くの、細い路地にある商店街を思い浮かべるのだが、こことは景色が違う。
それに吉祥寺は通称ハモニカ横丁なので、間違いのないように。
昨日も、芸人数人が昼間から野毛の街を散策する番組が放送されていたが、やはり最後に映すのは野毛のハーモニカ横丁であった。
飲んで飲んでふらつきながら、大岡川まで振り返ることなく歩き、「さあ、振り返ってごらん」と目の前のハーモニカ横丁に感嘆するというストーリーだ。
しかし、それ程見事な川沿いの店は野毛のランドマークとして注目されているのは当然だと思う。
さて、その野毛だが、あくまでも俗説だが「野毛」を「飲もう」とも読むらしい。勿論俗説名なので洒落で読んでもらいたいが、「飲もうよ野毛で」そんな語りもオツなもんだ。
本来町名の「野毛」は「ノツケ」(「突端」または「崖」を意味)から転じたとされるのが正しいようだが、これでは色気がないのが残念である。
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