秋田県福乃友酒造「冬樹」(ふゆき)純米吟醸
昭和52年、地元農家とともに農協(現JAおばこ)と協力し、「酒米研究会」を立ち上げました。
以来、吟の精や美山錦などの酒造好適米を作付け、また会の有志による福乃友のための復活米「亀の尾」(山形発祥の幻の米)と、「改良信交」(秋田県酒米第一号)の2品種を作付けしています。
年に数回田んぼを回って検討会を開いたり、お互いに酒米にかける情熱をぶつけ合いながら今日までやってたのが、福乃友酒造です。
福乃友が酒造りで大事にしているのは米の旨味を感じてもらえる酒造りをすることです。
契約栽培で大切に育てた米を活かし、その米ごとの特徴を味に出せるよう日々研究。「亀の尾」では酸味のある独特の味わいのある酒に、
「改良信交」では酒造好適米らしいキレのある酒を目指して造っています。
また近年、秋田県で開発した「秋田酒こまち」による酒造りも行われ、華やかな香りをもった酒に仕上がっています。
そんな中、本日口にする事ができたのは、「冬樹」です。
神岡産の地米にこだわり、好適米には出せない個性のある味に挑戦しました。
味わいに無理が無く、どんな料理にもあいます。甘い料理には、その甘さを引き出し、辛い味付けには喉越しのキレの良さを料理と調和させます。
この春近き時に、ゆっくり味わうのには格別なお酒です
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