山形県新藤酒造店 九郎左衛門「雅山流」翠月


雅山流「翠月」本当に美味しい。何だろう、口に入れた時のまろやかな広がり。そして旨味に嫌味な広がりがない、勿論味覚は好みですが、久々のホームランですね。
「酒にこだわった」「味にこだわった」山形の味覚とでもいいましょうか。そうだ、ちょうど直江兼続の本を読み終わったんですね。
越後の上杉景勝の参謀として戦国時代を生き抜いて、最後には米沢で生涯を街作りに生きた武将です。
土地と自然と冬国の環境が人を作り、酒をも造る。生涯変わらず「山動かぬように」酒造りも動かぬ味として生き続けたのが「翠月」でしょうか。そんな酒と、上杉景勝そして直江兼続の生き方が重複して味覚と思考が交差して味わいました。
本当に銘酒でした。
「ご馳走様」でした。
この記事へのコメントはこちら